復活の希望の中で始まる新しい歩み
園長 石堂 昭彦
やわらかな春の光に包まれ、園庭の草花も静かに芽吹き始めました。 長い冬の間、土の中で力をたくわえていた小さな命が、春になると再び顔を出します。その姿を見ていると、神さまが与えてくださる命の不思議と恵みを感じます。
この春、当園の入園式に14名のおともだちが出席する予定です。 小さな手をおうちの方に引かれて幼稚園の門をくぐるその姿は、子どもたちにとって新しい人生の第一歩でもあります。期待に胸をふくらませながらも、不安な気持ちを抱えているお子さまもいることでしょう。しかし子どもたちは、友だちと出会い、遊び、笑い、ときには涙を流しながら、少しずつこの幼稚園を「自分の居場所」と感じていきます。その日々の中で、子どもたちは「愛されていること」「大切にされていること」を感じながら成長していきます。
そして、今年は4月5日(日)に復活祭を迎えます。 復活祭は、十字架にかけられたイエスさまが三日目によみがえられたことを祝う、カトリック教会にとって最も大きな喜びの日です。春に新しい命が芽吹くように、神さまは私たちにいつも新しい希望を与えてくださいます。子どもたちの新しい歩みもまた、その神さまの恵みの中で始まる尊い命の成長の物語です。
幼稚園での毎日は、特別な出来事ばかりではありません。友だちと笑い合うこと、いっしょに遊ぶこと、「ありがとう」と言えること。そのような何気ない日々の中で、子どもたちの心はゆっくりと豊かに育っていきます。
お子さまを送り出してくださる保護者の皆さまの思いを大切に受け止めながら、私たち職員一同、子どもたち一人ひとりの歩みに寄り添い、神さまの愛の中で安心して過ごせる園でありたいと願っています。
復活祭の喜びとともに始まるこの一年が、子どもたちにとって神さまの愛を感じる恵みの時間となりますように。 そして子どもたちの小さな歩みが、やがて大きな実りへとつながっていくことを、保護者の皆さまと共に喜び合うことができますようお祈り申し上げます。



